六義園と旧古河庭園、そして商店街へ。緑と暮らしが息づく駒込を歩く

東京をぐるりと一周する山手線。
30の駅には、それぞれ違った街の表情があります。

みなさん、こんにちは。
「駅ぶら|駅も街も楽しむ、よくばり散策」のかっつんです。

山手線30駅を巡る駅ぶらシリーズは、フェーズ③へ。

御徒町や日暮里に続き、今回は都心にありながら落ち着いた空気が流れる街、駒込駅を歩きます。

六義園や旧古河庭園といった名庭園があり、桜の名所としても知られる駒込。
一方で、しもふり銀座商店街には昔ながらの個人商店が並び、今も地域の暮らしが息づいています。

歴史ある庭園と住宅街、そして温かみのある商店街。
派手さはないけれど、歩くほどに魅力が見えてくる駒込の街をぶらぶら散歩してみましょう。

👉 山手線シリーズの詳細はこちらのページでご紹介しています。

◆ 駒込駅とはどんな駅?

項目内容
開業1810年
乗降者数約8万人(JR東日本)
接続路線JR山手線・東京メトロ南北線

駒込駅は、山手線の中でも落ち着いた住宅街の雰囲気が色濃く残る駅です。

江戸時代から続く名庭園「六義園」、洋館とバラ園で知られる「旧古河庭園」、そして染井吉野発祥の地としても知られています。

観光地としての華やかさよりも、歴史や自然、地域の暮らしを感じながら歩けるのが駒込の魅力です。

⚫︎駒込駅の主な改札口とアクセスできるエリア

改札口ごとにアクセスしやすいエリアがあります。
ぜひ、あなたの“駅ぶら”の参考にしてみてください。

・北口

六義園、染井霊園、しもふり銀座商店街、旧古河庭園方面へ行くならこちら。
今回の駅ぶらルートのほとんどは北口側に集まっています。

・南口

本郷通り沿いの飲食店街やバス乗り場、ホテルメッツ方面へ行くならこちら。
駅前には飲食店も多く、散歩のスタートや休憩にも便利な出口です。

◆ 駒込駅を楽しもう!

● 六義園 ― 江戸を代表する大名庭園

六義園の渡月橋
駒込駅周辺を代表するスポット「六義園」は住民の憩いの場としても人気です(筆者撮影)

駒込を代表する名所といえば六義園。

江戸時代に柳沢吉保によって築かれた回遊式庭園で、池や築山を巡りながら四季折々の景色を楽しめます。

取材日は紫陽花が咲き始める季節。
池や橋、緑が織りなす風景は、都心とは思えない静けさでした。

● 旧古河庭園 ― 洋館とバラが彩る名園

旧古河庭園内の洋館
旧古河庭園には六義園とセットで訪れることをおすすめします(筆者撮影)

六義園と並ぶ駒込の人気スポット。

洋館と西洋庭園、日本庭園が同じ敷地内に共存する珍しい庭園です。

春と秋のバラの季節は特に人気。
重厚な洋館を背景に咲くバラは、まるで海外の庭園を歩いているような雰囲気です。

● 染井吉野発祥の地を歩く

ソメイヨシノ発祥の石碑
ソメイヨシノは江戸時代にこの辺りの地名が染井と呼ばれたことが所以です(筆者撮影)

駒込は、日本を代表する桜「染井吉野」発祥の地として知られています。

駅近くの駒込公園には石碑も設置されており、街の歴史を感じながら散策できます。

春になれば、この街が桜の文化を支えてきたことをより実感できるでしょう。

◆ 駒込駅で食べる!

● 本郷通り沿いの多彩な飲食店

駒込駅周辺のレストラン
本郷通りには、さまざまなジャンルの飲食店が軒を連ねます(筆者撮影)

駅周辺の飲食店は、本郷通り沿いに集中しています。

王将やインド料理店、ベトナムレストラン、定食屋などジャンルもさまざま。

観光地価格ではなく、地域に根差した店が多いのも魅力です。

● 昔ながらの居酒屋文化

駒込駅周辺の飲食店
仕事帰りに一杯というお店も、もちろんあります(筆者撮影)

本郷通り沿いには老舗居酒屋も健在。

散歩を終えたあとに立ち寄れば、地元の人たちに愛される駒込の日常を感じられます。

◆ 駒込駅周辺を歩いてみる

● 六義園・染井エリア

駒込駅周辺の本郷通り
都会でありながらどこか落ち着いた雰囲気を感じた通りでした(筆者撮影)

六義園から染井霊園へ向かうエリアは、閑静な住宅街が広がります。

観光客の姿も少なく、静かな街並みをゆっくり歩けるのが魅力。

街路樹や古い住宅が残り、どこか落ち着く雰囲気があります。

● しもふり銀座商店街

しもふり商店街
昭和の雰囲気を残すしもふり銀座商店街は地元の人たちに人気です(筆者撮影)

地元の暮らしが感じられる商店街。

鮮魚店や八百屋、果物店など昔ながらの個人商店が並びます。

観光地化されていない商店街だからこそ、普段着の東京を感じられる場所でした。

● 旧古河庭園周辺

旧古河庭園近くの本郷通り
本郷通りの歩道には街路樹が植えられており散策におすすめ(筆者撮影)

庭園周辺には街路樹が続き、散歩が気持ち良いエリア。

都心にありながら緑が多く、歩く速度で街を楽しむ駅ぶららしい時間を過ごせます。

◆ 駒込駅のいま、むかし

駒込は江戸時代から園芸が盛んな土地でした。

特に染井村は植木職人が多く暮らし、現在の染井吉野を全国へ広めた場所として知られています。

また六義園や旧古河庭園など、時代を超えて受け継がれてきた庭園文化も街の大きな特徴。

再開発が進む山手線沿線の中でも、駒込は歴史や緑が今も身近に感じられる貴重な街です。

◆ 駒込駅の知っ得情報

  • 染井吉野発祥の地は駒込周辺
  • 六義園と旧古河庭園は共通入園券がある
  • 山手線で最も落ち着いた雰囲気の駅の一つ
  • しもふり銀座商店街は地域密着型の人気商店街

◆ 今日のぶらぶらルート

駒込駅北口→ 駒込公園(染井吉野発祥の石碑)→ 六義園→ 染井霊園周辺→ しもふり銀座商店街→ 旧古河庭園→ 駒込駅

  • 歩行距離:約4.5km
  • 所要時間:2.5〜3時間
  • 六義園と旧古河庭園をじっくり見学する場合はさらに余裕を持った計画がおすすめです。

◆ まとめ|駒込駅はこんなところ

駒込は、

「庭園と暮らしが共存する街」

です。

・六義園の静けさ
・旧古河庭園の美しい景観
・染井吉野発祥の歴史
・しもふり銀座商店街の温かさ

派手な観光スポットは多くありません。

しかし歩いてみると、東京の中に残る穏やかな時間や、地域に根差した暮らしの風景が見えてきます。

庭園を巡り、商店街を歩き、歴史に触れる。

そんな“ゆっくり楽しむ街歩き”が似合うのが駒込です。

● 駒込駅の“駅ぶら”はこんな人におすすめ

・六義園や旧古河庭園など庭園散策が好きな人
・緑の多い街をゆっくり歩きたい人
・昔ながらの商店街の雰囲気を楽しみたい人
・写真を撮りながら街歩きを楽しみたい人
・山手線沿線の落ち着いた街を知りたい人

次回予告:巣鴨駅周辺を駅ぶらします

次回は巣鴨駅周辺を“駅ぶら”します。

「おばあちゃんの原宿」として親しまれる巣鴨地蔵通り商店街を中心に、歴史ある寺社や昔ながらの街並みを歩きながら、巣鴨ならではの魅力を探していきます。

※本文中の写真はすべてイメージです


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

次回の駅ぶらもお楽しみに!