◆ 都電が今も走る、下町とレトロの気配が漂う駅
東京をぐるりと一周する山手線。
30の駅には、それぞれ違った街の表情があります。
みなさん、こんにちは。
「駅ぶら|駅も街も楽しむよくばり散策」のかっつんです。
シリーズ第20回は、山手線で唯一、都電(東京さくらトラム)と乗り換えができる大塚駅にやってきました。
駅を出てすぐの踏切を都電がのんびり横切っていく光景は、都心にいることを忘れさせてくれます。
南口にはどこか懐かしい商店街のアーケードが続き、北口には色とりどりのモニュメントが目を引く広場が広がる。
新しさと昔ながらの下町情緒が同居する、そんな大塚の街をゆっくり歩いてみたいと思います。
カメラ片手に、ゆったり散歩していきましょう。
👉 山手線シリーズの詳細はこちらのページでご紹介しています。
◆ 大塚駅とはどんな駅?
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開業 | 1903年(明治36年)4月1日 |
| 乗車人員 | 1日平均 約5.4万人(JR東日本 2024年度) |
| 接続路線 | JR山手線・東京都電荒川線(東京さくらトラム)大塚駅前停留場 |
大塚駅は、東京都豊島区南大塚三丁目にあるJR山手線の駅です。1903年(明治36年)に開業し、山手線の駅としては古参の一つ。駅のすぐそばを東京都電荒川線(東京さくらトラム)が走っており、線路上の踏切を都電が行き交う姿を間近で見られるのも大塚駅ならではの魅力です。
島式ホーム1面2線を持つ高架駅で、南北に自由通路が通っているため、南口と北口の行き来も改札を通らずスムーズ。駅ナカには飲食店やパン店なども並び、ちょっとした買い物にも便利です。
●南口
駅を出るとすぐ目の前に都電の踏切があり、その先にサンモール大塚商店街のアーケードが続きます。個人経営の飲食店や商店が軒を連ね、昔ながらの商店街らしい賑わいが残るエリアです。
●北口
2021年にリニューアルされた駅前広場「ironowa hiro ba(いろのわひろば)」が出迎えてくれます。高さ7m・直径31mの大きなリング状のモニュメントが目を引き、夜には色合いが変化するライトアップも楽しめます。周辺には飲食店やホテルも多く、大塚の新しい顔ともいえるエリアです。
◆ 大塚駅を楽しもう!
● サンモール大塚商店街をぶらり

南口を出てすぐ広がるサンモール大塚商店街。
一本道ではなく、雑居ビルの間に放射状にお店が広がっているのが特徴で、歩くたびに新しい発見があります。
個人店が多く、昔ながらの商店街らしい温かみが残っています。
● 都電荒川線との出会い

大塚駅前停留場は、都電荒川線(東京さくらトラム)の乗換駅。
踏切を都電がゆっくり通過していく様子は、都心にいながらどこか懐かしい気持ちにさせてくれます。
駅の南北どちらからも、都電の走る姿を間近に眺められます。
● ironowa hiro ba(いろのわひろば)

北口の駅前広場は、2021年に「ironowa hiro ba」という愛称でリニューアル。「iro(色)」と「wa(輪)」を組み合わせた名前には、多様な人々がつながり合う街への願いが込められているそうです。広場越しにはJR高架を走る電車や、行き交う都電の姿も見え、ちょっとした撮影スポットにもなっています。
◆ 大塚駅で食べる!
● 行列のできる中華そば「喜富」

北口を出てすぐの場所にある中華そば店「喜富」。
多くのお客さんが行列をつくる人気店で、大塚を訪れたらぜひ味わいたい一杯です。
● 南口の老舗「大塚餃子軒」

南口エリアで長く愛される「大塚餃子軒」。
ジューシーな餃子を求めて訪れる地元客も多く、商店街散策の合間に立ち寄りたいお店です。
ほかにも串かつの「でんがな」や、とんかつの「美濃屋」、北口前の「ちよだ鮨」など、飲み歩きにも困らない充実のラインナップです。
◆ 大塚駅周辺を歩いてみる
● サンモール大塚商店街エリア

南口から続くサンモール大塚商店街。
アーケードの下には個人店がずらりと並び、昔ながらの商店街の空気を感じられます。
裏通りには寿司店「小金寿司」なども構え、路地を覗くのも楽しいエリアです。
● 大塚銀座通りエリア

商店街から少し足を延ばすと現れる「大塚銀座通り」。
細い通りに下町らしい風情が残り、街灯に書かれた通り名がノスタルジックな気分にさせてくれます。
すぐ後ろには高層マンションも見え、新旧の対比が印象的です。
● 天祖神社エリア

鎌倉時代末期の創建と伝わる天祖神社。商店街や住宅街の中にひっそりと佇む鳥居をくぐると、ふっと空気が変わるのを感じます。散策の合間に静かに手を合わせたい場所です。
◆ 大塚駅のいま、むかし

かつて木造駅舎が残っていた大塚駅も、2009年の改良工事を経て南北自由通路が整備され、今では駅ビル「アトレヴィ大塚」も入る近代的な駅へと姿を変えました。
それでも駅前を走る都電の踏切や、細い路地に残る商店街の風景には、今も変わらない下町らしさが息づいています。
新しい駅ビルやタワーマンションと、昔ながらの商店街や都電が同じ街にすっと共存している。
そのギャップこそが、大塚駅ぶらの一番の魅力かもしれません。
◆ 大塚駅の知っ得情報
- 山手線の駅で唯一、都電(東京さくらトラム)と乗り換えができる
- 北口駅前広場「ironowa hiro ba」は夜になるとライトアップが楽しめる
- 南北自由通路があるので、改札を通らずに南口⇄北口を移動できる
- 宿泊するなら北口方面にワシントンR&Bホテルや東横INNなどがある

◆ 今日のぶらぶらルート
大塚駅南口→サンモール大塚商店街→天祖神社→サンモール大塚商店街→大塚銀座通り→都電荒川線沿いの通り→空蝉橋通り→大塚駅北口
- 歩行距離:約2km
- 所要時間:1〜2時間
商店街や神社、都電の走る通りをのんびり巡るコースです
◆ まとめ|大塚駅はこんなところ
都電荒川線が今も現役で走り、山手線の中でもひときわレトロな空気を纏う大塚駅。
南口の商店街には昔ながらの活気が残り、北口の「ironowa hiro ba」には新しい大塚の顔がある。
新旧が入り混じる街並みをのんびり歩けば、きっとお気に入りの一角が見つかるはずです。
大塚駅の駅ぶらはこんな人におすすめ
- 昔ながらの商店街をのんびり歩くのが好きな人
- 都電(路面電車)が走る風景を写真に収めたい人
- 下町グルメと最近できたスポットを両方楽しみたい人
- 駅前の再開発とレトロな街並みのギャップを味わいたい人
- 都心から近い距離でちょっとした散策を楽しみたい人
次回予告:目白駅周辺を駅ぶらします
次回の駅ぶら第21回でお届けするのは、大塚駅から2駅、閑静な雰囲気が漂う目白駅です。
駅前には皇族も通ったことで知られる学習院大学のキャンパスが広がり、目白通り沿いには緑豊かな並木道が続きます。
少し足を延ばせば、フランク・ロイド・ライト設計の「自由学園明日館」や、四季折々の自然が楽しめる日本庭園なども点在。
今回の大塚駅とはひと味違う、山手線屈指の高級住宅街・文教地区としての目白の魅力をたっぷりご紹介する予定です。
※本文中の写真はすべてイメージです
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回の駅ぶらもお楽しみに!



