◆ 学習院とともに歩む、山手線でいちばん「孤高」な駅

東京をぐるりと一周する山手線。
30の駅には、それぞれ違った街の表情があります。

みなさん、こんにちは。
「駅ぶら|駅も街も楽しむよくばり散策」かっつんです。

シリーズ第21回は、豊島区にある目白駅。
学習院大学の最寄り駅として知られ、駅の周辺には瀟洒なマンションが並ぶ、落ち着いた雰囲気の街です。

実は目白駅、山手線の中でもかなり珍しい駅。
開業から140年近く経ったいまも、一度も他の鉄道路線と接続したことがなく、地下鉄も都電も通っていない、山手線でいちばん「単独駅」らしい駅なんです。
出口もたったひとつだけと、いい意味でとてもシンプル。

駅を出れば学習院大学、少し歩けば静かな日本庭園、路地を入れば昔ながらの飲食店……。
今回はコンパクトながらも見どころがぎゅっと詰まった目白の街を歩いてきました。

カメラ片手に、ゆったり散歩していきましょう。

👉 山手線シリーズの詳細はこちらのページでご紹介しています。

◆ 目白駅とはどんな駅?

項目内容
開業1885年(明治18年)3月16日
乗降者数乗車人員 約2万6000人(JR東日本、2021年度)
接続路線JR山手線のみ(他社線・地下鉄との乗り換えなし)

目白駅は、1885年に品川〜赤羽間の鉄道が開業したわずか半月後、目黒駅と同時に誕生した歴史ある駅。
それから長い年月が経ったいまも、山手線以外の路線と一度も接続したことがない、シリーズ屈指の「レア駅」です。
近くに地下鉄も都電も通っていないため、乗り換えには隣の池袋駅か高田馬場駅まで出る必要があります。
そのぶん駅前に大きな繁華街はなく、高級住宅街と文教地区としての落ち着いた表情を見せてくれます。

⚫︎ 出口はたったひとつ

目白駅の特徴としてまず挙げたいのが、出口が1ヶ所のみという潔さ。
改札を出ればすぐ駅前広場で、目の前にはたこ焼き屋のフードトラックが出ていることもあります。
道に迷う心配がないのは、駅ぶらとしてはうれしいポイントです。

◆ 目白駅を楽しもう!

● 学習院大学前から権の坂へ

学習院大学正門
目白といえば駅を出てすぐにあるのが、かの学習院大学です(筆者撮影)

駅前の目白通りを渡ってすぐに現れるのが学習院大学の正門。
歴史を感じる木々に囲まれたキャンパスは、ここが文教地区であることを実感させてくれます。
正門から続く「権の坂」は、街路樹が並ぶ気持ちのいい通り。
坂沿いには瀟洒なマンションが立ち並び、目白らしい上品な街並みを楽しめます。

● 高架下トンネルの壁画

高架下道路の壁画
学習院下の交差点横の道路には壁画が描かれていました(筆者撮影)

学習院下の交差点付近、線路の下をくぐるトンネルには壁画が描かれています。
ふと目にとまる小さなアートも、駅ぶらの楽しみのひとつです。

● 目白庭園でひと休み

目白庭園
目白通りを少し外れたところには目白庭園はひと休みにおすすめです(筆者撮影)

目白通りを少し外れた住宅街の中にあるのが、豊島区立目白庭園。
入園無料で、池を中心にした回遊式の日本庭園です。
水際に建つ数寄屋建築「赤鳥庵」、小さな滝、石灯籠……都会の真ん中とは思えない静けさに包まれます。
散策で火照った体を、ここでひと休みさせるのがおすすめです。

◆ 目白駅で食べる!

● 駅ビルのスターバックス

目白駅のスターバックス
目白駅のすぐ横のホテルメッツにはスターバックスがありました(筆者撮影)

電車を待つ前にひと息つくなら、駅横のホテルメッツにあるスターバックスが便利です。

● TRAD MEJIRO のカフェ

目白トラッド
目白通りを渡ったところには商業施設・目白トラッドにもカフェがあります(筆者撮影)

駅前にある商業施設TRAD MEJIROには、カフェやレストランが充実。ちょっと腰を落ち着けて休憩するのにぴったりの場所です。

● 目白通り沿いの名店

和菓子店・寛永堂
目白通り沿いでひと際存在感のあるのが寛永堂です(筆者撮影)

目白通り沿いには、有名な和菓子店の寛永堂をはじめ、おしゃれなパン屋やパン屋・ペンギンなど、食べ歩きにぴったりの店が点在しています。

● 路地裏で見つけた名店

目白駅横のカフェ
目白駅横の階段を少し下ったところにもおしゃれなカフェがありました(筆者撮影)

駅裏には鰻屋・ぞろ芽、駅横の階段を降りたところにはカフェ・アルコット。
少し足を延ばして下落合まで歩けば、おでん屋・田のじも見つかります。
表通りとはひと味違う、目白の「通」な一面に出会えます。

◆ 目白駅周辺を歩いてみる

● 学習院大学・権の坂エリア

目白駅周辺のマンション
学習院権の坂沿いには瀟洒な住宅が多くあります(筆者撮影)

学習院大学から権の坂にかけては、街路樹と瀟洒なマンションが並ぶ、目白らしい上品なエリアです。

● 目白庭園周辺エリア

目白庭園周辺の住宅街
こちらはメジロ庭園へと向かう通りですがまた違う空気感が漂います(筆者撮影)

目白通りを外れて目白庭園へ向かう裏通りは、閑静な住宅街。
ゆったりとした時間が流れています。

● 下落合エリア

目白駅の飲食店
ひとり飲みにも良さそうなおでん専門店の「田のじ」(筆者撮影)

下落合まで足を延ばすと、少し色合いの異なる街並みに。
おでん屋・田のじなど、地元に根づいた店も見つかります。

◆ 目白駅のいま、むかし

目白庭園
目白庭園は無料で利用できるため地域住民の憩いの場としても人気です(筆者撮影)

目白駅は1885年の開業から一度も他路線と接続したことがない、山手線でも珍しい駅。
かつて駅裏には山手貨物線の貨物集配所があったそうですが、いまはその面影はなく、静かな住宅街と学生の街としての表情が根付いています。

◆ 目白駅の知っ得情報

  • 出口は1ヶ所のみ、迷わずアクセスできる
  • 山手線で唯一、開業以来他路線との接続駅になったことがない
  • 駅から歩ける距離に切手の博物館があり、切手の専門展示を見学できる(一部有料エリアあり)
  • 散策中に見つけた「徳川ビレッジ」は写真撮影不可のエリアなので要注意
切手の博物館
切手の博物館はショップやカフェも併設しています(筆者撮影)

◆ 今日のぶらぶらルート

目白駅→ 学習院大学前 → 学習院権の坂 → 学習院下交差点 → 目白通り → 目白庭園 → 徳川ビレッジ(撮影不可)→ 下落合周辺 → TRAD MEJIRO → 目白駅へ戻る

  • 歩行距離:約3km
  • 所要時間:1〜2時間

全体的にコンパクトな駅ぶらで、範囲を広げれば見どころはさらに増えそう

◆ まとめ|目白駅はこんなところ

目白駅は、山手線の中でもひときわ静かで上品な表情を見せる駅。学習院大学を中心とした文教エリアと、目白庭園のような癒しスポットが同居し、コンパクトながらも歩きごたえのある街でした。下落合まで足を延ばせば、また違った目白の顔にも出会えます。

目白駅の駅ぶらはこんな人におすすめ

  • 静かで落ち着いた街歩きがしたい人
  • 日本庭園でひと息つきたい人
  • 大学キャンパス周辺の雰囲気を楽しみたい人
  • 隠れた名店を探すのが好きな人
  • コンパクトに歩けるコースを探している人

次回予告:高田馬場駅周辺を駅ぶらします

シリーズ第22回は、目白の隣駅・高田馬場へ。
早稲田大学の学生街としても知られる高田馬場、次回もお楽しみに。

※本文中の写真はすべてイメージです


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

次回の駅ぶらもお楽しみに!